絶対と呼べるものは存在しない

未だに忘れられない話がある。

「両手を組み合わせた時、右手の親指が上なら猫派、左手の親指が上なら犬派」と断言した教諭がいて。

大多数は当たっていたけど、一部の生徒は当てはまらなくて。

ただそれだけのことなのに、激昂していた教諭の姿が忘れられない。

彼の中では「自分が持つ知識」が絶対だったのだろう。

こうした経験をしてきたせいか、私は断言する人が信じられない。

時にはそれが必要であるとわかっていても、曖昧な言い回しを好む。

だって、物事は多面体だもの。

自分の立場からしか捉えることが出来ない。

そうした視点を持つ人は少ない。

いや、意識的に排除しているのか。

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