蝶は嫌い。

私は、蝶が苦手だ。

子供の頃は平気で触っていたものの、いつしか苦手意識が芽生えたらしく、今では近くを飛び回るだけで恐怖を感じてしまう。

当然イラストや写真も駄目で、印刷物に触れることすら出来ない状態。

事実、装丁に蝶があしらわれていることを理由に購入を躊躇った単行本や、やはりジャケット写真が大きな蝶であった為に購入を諦めたLPレコード(CDも同様)が存在する。

過去には「あなたの蝶嫌いを治す」とほざいた殿方がいたが、そう簡単に解消出来る程生易しい問題でもなく。

それこそ何らかのトラウマが原因であれば手の施しようもあるだろうが、少なくとも私の場合はそういうものがない。

いや、多くの蝶嫌いが「生理的に駄目」と感じているに違いない。

このように筋金入りの蝶嫌いの私であるが、本日不本意ながらとある雑誌を購入する。

雑誌そのものはごく普通のテレビ誌であり、通常の場合蝶とは無縁である。

ところが、お目当てのグラビアページを彩るように色とりどりの蝶(勿論、合成)があしらわれていたのだ。

慌ててページをめくったものの、全身の震えが止まらない。

結局その店では別のテレビ誌を購入したものの、やはりその雑誌が気になる。

散々悩んだ挙句、スキャナで読み込んだ後に加工を施せばいいのだ…と自身に言い聞かせ、結局は別の書店で問題の雑誌を購入した次第。

帰宅後、早速スキャナを立ち上げ、該当ページを読み込ませる。

正直、気持ち悪い。

次にDropbox経由でiPhoneに画像を保存、いよいよデコレーションを施すことに。

今回私が用いたのはLINEカメラ。

指で微調整をしながら、問題の個所にスタンプを乗せていく。

画面が小さいこともあって、作業は意外に難航。

やはりパソコンで行うべきか…と軽く後悔しつつも、どうにかこうにか作業は終了。

漸く記事本体をじっくり楽しめる状態となった。

やれやれ。

それにしても世の中には重度の蝶嫌いが存在するかと思うが、何故あの雑誌はわざわざ蝶のスタンプ(いや、印刷物の場合はスタンプじゃないか)を合成したのだろう。

「グラビアは好きだけど、蝶は苦手」なことを理由に購入を見送るファンが少なからず存在するのでは?と邪推する私なのである。