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白髪と私。

鏡の前で髪の毛を梳かす。

今更ながら、赤みを帯びた髪だなと思う。

ほんの少し焦げ茶色に近かったら、それはそれで好きになれただろう。

ほんの少し明るい茶色に近かったら、今以上に自分の髪色が好きだっただろう。

中途半端な色だ、と改めて思う。

中学時代に、染めているのか?と聞かれたこともある。

今なら「そんなに(髪が)痛んでいる?」と切り返すだろうに。

いずれにせよ、私の髪は真っ黒ではない。

けれど、「日本人は黒髪」と言われることに抵抗はない。

要するに「自然な髪色」を指しているだけと理解出来るし、それこそ漆黒と呼ぶに相応しい美しい黒髪を見かけることはまずない。

ところで、年齢が年齢だけに、白髪もちらほら混ざり始めた。

どちらかといえば真っ黒に近い、髪質も太い母の場合、白髪もまた、自己主張の強い真っ白だった。

一方、中途半端に赤みを帯びた茶色の私。

白髪もまたキラキラしていて、髪質同様細い気がする。

どうにかしてメッシュ状態に持ちこみたい所であるが、これまた中途半端に白髪が混ざっているから、それすらままならず。

かといって染めるのも詰まらないので、髪を括ることで誤魔化している。

実は白髪が混ざるまでは髪色が嫌いだった。

いざ混ざってみると、母親の時とは全く異なる色味の白髪が妙に愛しく、同時にそれを活かす髪色に自信が持てたのである。

染めてしまうなんてもったいない!

以前ヘアマニキュアをすることで白髪とのコントラストを活かした人を見かけたことがあるが、どうせやるならそこまでしないと…と本気で思っている。

ま、現状維持だけどね。