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私は私、他人は他人。

その映像は衝撃的だった。

ある番組でヲタクと呼ばれる人たちを紹介していたのだが、そのうちの一人は月に100万円以上をメイドカフェにつぎ込むという。

しかも彼の収入は月15万程度。

不足分はキャッシングで補うというから、正直驚く。

その総額1,000万円というが、当の本人はちゃんと返済していますよと涼しい顔。

恐らくこの映像を見た大半の人が「理解出来ない…」と呟いたに違いない。

いや、全てのヲタクがこうだと思わない。

事実、最初に紹介された人はきちんと貯蓄もしていたし、実家暮らしなので一定額を両親に渡している。

一方で、件の彼のように収入額以上の金額を趣味に費やしている人が存在しているのも事実。

全ては自己責任とはいえ、何とも遣り切れない気持ちに囚われたのは私一人ではあるまい。

何処かで醒め切った視点を持たないことには人生そのものが破綻してしまうと思うが、そういった視点が欠けているからこそ、彼らは全てを擲って趣味に没頭出来るのだろう。

ここまでくると、或る意味羨ましい。

羨ましいが、心の何処かで「ああはなりたくない」と思う自分がいる。

かくいう私も某アイドルのファンクラブに入会しているが、やはり醒め切った自分が「“ヲタク”にはなりたくない」と呟いている。